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ストレスコーピングとして絵を描く手嶋真鈴さんと株式会社パパゲーノがエピソードアートを共同制作

メンタルヘルス不調や精神疾患を経験した方のアート制作をプロデュースしている株式会社パパゲーノは2022年6月23日、ストレスコーピングとして高校時代から抽象画を描いているアーティスト手嶋真鈴さんと共同でエピソードアートを制作し、WEBサイトにて公開したことをお知らせします。

『ここに居ていいんだよ』 / 手嶋真鈴

『100 Papageno Story』の1つとして実施される本プロジェクトでは、ストレスコーピングとして高校時代から絵を描き続けている手嶋真鈴さんによるエピソードアートを制作しました。

手嶋真鈴さんはストレスコーピングの1つとして抽象画をA4サイズの紙やスケッチブックに描いています。そのため、1枚1枚の絵には、当時の感情やエピソードが込められています。
今回は、過去に描いた絵の中から特に印象的なエピソードが込められている4枚の絵を選定し、1枚1枚の絵に対して「当時の自分に向けた手紙」を執筆。絵の背景にある物語に想いを馳せながら作品を鑑賞いただけることを目指しています。

今回のエピソードアートを制作した4枚の絵

4枚の絵とエピソードを表現した手紙は、以下のページにて公開しております。

【ひまわり、目、針】
https://papageno.co.jp/story/himawari-me-hari/

【 宇宙、緘黙】
https://papageno.co.jp/story/uchu-kanmoku/

【金魚、家族】
https://papageno.co.jp/story/kingyo-kazoku/

【風、裏側、足跡】
https://papageno.co.jp/story/kaze-uragawa-ashiato/

手嶋真鈴さんのインタビュー動画

エピソードアート制作に込めた想いや、手嶋真鈴さんの生い立ちについて取材した動画はパパゲーノのYouTubeチャンネルにて公開しております。

<ここに居ていいんだよ – 100 Papageno Story>
https://www.youtube.com/watch?v=ygU_WmputWA

手嶋真鈴さんについて

青山学院大学総合文化政策学部卒業。
「子どもたちの自信を増やす」を軸に、在学中から横浜美術館子どものアトリエにて美術教育のプロジェクトに従事。現在は、株式会社LITALICOにて子どもとその環境の課題解決に取り組む。また、16歳からコーピングとして絵を描き始め、現在作品数は100作を超える。

<手嶋真鈴さん | アーティスト紹介>
https://papageno.co.jp/creator/marin-tejima/

手嶋真鈴さん

『100 Papageno Story』とは?

『100 Papageno Story』とは、株式会社パパゲーノが主宰するメンタルヘルス不調や精神疾患を経験した当事者による、自身の物語と「生きててよかった」という想いを込めたアート制作を実施するプロジェクトです。
100人の「生きててよかった物語」を世界中に届けることで、メンタルヘルス不調や精神疾患を経験しても「生きててよかった」と誰もが実感できる社会の実現に貢献します。
また、自殺を踏みとどまった人の物語に触れることが自殺の抑止効果を持つかもしれないという「パパゲーノ効果」を実証し、拡充することを目指しています。
『100 Papageno Story』で制作したアート作品は、企業のブランディング、マーケティング支援に活用していきます。

手紙執筆の様子

制作チームの想い

手嶋真鈴さん

私自身、心と体がポキッと折れてしまうことが高校1年生の時にありました。友人や先生、家族に支えてもらいながら、それに加えて絵を描きながら心のパワーをためていました。
心が疲れてしまうことは、日々誰でもあることかと思います。ただ、精神疾患となると一気にハードルが上がってしまう。本人も周りの人も少し距離をとりたくなってしまう。そんな空気を感じています。
パパゲーノさんのビジョンとプロジェクトのお話を聞いた時、その想いの熱さに引き込まれていきました。
絵だけで目の前の全てを変える、そこまでの力はないかもしれません。
けれど、絵やデザインに出会い、その隣のストーリーに触れることで、今のあなたをいいとしてくれる声が、ぐっと届きやすくなるのではと思ってます。そしてその力はとても大きいのではと思っています。
このプロジェクトをきっかけに、新しいきっかけがたくさん生まれるのがとても楽しみです。
応援よろしくお願いします。

絵に込められた想いを説明する手嶋真鈴さん

株式会社パパゲーノ 代表取締役 CEO 田中康雅

手嶋真鈴さんと初めてお会いした時、とても感受性豊かで素敵な絵を描かれていることに驚かされました。
そして、絵を描くことを通して「ここに居ていいんだな」という感覚を得られたという言葉がとても印象的でした。
ネガティブな気持ちを持っていてもいい。
悪くないかも。
痛い感覚とも一緒に過ごせるかも。
そう思える人が1人でも増えるきっかけになったら嬉しく思います。

絵画の選定の様子