杉並区より、AIを使用した施設間ケーススタディ研修分析等の業務の委託を就労継続支援B型「パパゲーノ Work & Recovery」を運営する株式会社パパゲーノで受けることが決まりました。
第1回となるケーススタディ(事例検討会)を「すぎのき生活園」にて2024年7月29日に開催いたしました。
本プロジェクトの目的
- 重度障害者の地域生活支援のため、公民施設での支援力向上
- AIを用いた事例分析・可視化、データ蓄積と共有
- 職員のスキルアップと支援方向性の決定
実施の概要
- 履行場所:杉並区指定の場所
- 履行期間:令和7年3月31日まで
実施する内容
- ケーススタディ研修6回、まとめの報告会1回
- AIを使用した事例分析と報告書作成
- 事前準備:区担当者との打ち合わせ、AI事前学習
- 研修当日:会話記録、データ分析
- アフターフォロー:報告書作成、分析結果のまとめと発表
研修に参加した支援員様からの感想コメント
2024年7月29日に開催した「知的障害者施設のケーススタディ研修」では、AI支援さんを利用した皆様よりアンケートにて以下のコメントをいただきました。
- 機能は素晴らしいが、あそこまでAIを使いこなすのは難しいと感じた。
- ChatGPTなど、あくまでもヒントをもらう視点で利用したいと思いました。
- 今までは職員の記憶に頼って会議録をまとめていたのがこんなに簡単にとても正確にまとめてくれるのは楽だなと感じました。
- 日頃からぜひ活用したい。
- AIの活用はぜひ実践していきたいと強く感じました。
- 記録が気になると話し合いに身が入らないことがあるのでおもしろかった。
- 記録の業務効率、支援の改善に役立ちそうだと感じました。
- AIに頼りすぎず、使い方を考えたほうが良いかと。
- 記録等、使用できたら良い。
- 会議録の作成に時間がかかることが多いので、活用できたらとても時間短縮になると思いました。
- AIを使うことによって何がどうかわるか分からなかった
- ここまでAIができると思いませんでした。是非活動したいです。
- 内容が難しかったです。もう少し理解する時間が必要だと思いました。
- これまで想定していなかったが、スマホ等気軽に利用できている時代に驚くことはないと思えた。
- 今後記録の取り方が変わっていくことを実感した。
- 話し合いを主にするためにAIなどを活用していくことも大切である。
- 今後に期待したいです。
AIを活用し福祉施設の支援者の支援力を高める
今回の取り組みは、株式会社パパゲーノが提供しているAI支援記録アプリ「AI支援さん」を活用することで福祉施設で働く支援者の研修をより有効活用できる形で運営できるようにするものです。早速、AI支援さんによって作成されたケース検討会の議事録に多くの支援者さんが驚かれていました。引き続き、地域の支援力を高めていけるよう貢献していければと思います。