いつもパパゲーノを応援いただき、ありがとうございます。
2026年2月19日(木)に行われた世田谷区議会にて、パパゲーノが実施した「障害当事者向けの調査結果」が引用され、議会質問として取り上げられましたのでご報告いたします。
障害福祉サービスへのアクセスと交通費の壁
議会では、障害のある方が「交通費の負担が重く、障害福祉サービスにアクセスできていない」という切実な問題について質疑が交わされました。
当事者の方々が直面している「工賃の半分以上が交通費に消えてしまう」といったリアルな声が区議会という場で共有され、多くの方にこの問題を知っていただく機会となったことに、心より感謝申し上げます。

この問題にスポットライトを当てていただいた、世田谷区議会議員さんに感謝です。

議会答弁の議事録の分析
公開された議事録を拝見する中で、制度上の課題と、今後の支援に繋がる重要な前進がありました。

「事業者向け補助」と「当事者個人向け補助」の整理の必要性
世田谷区の答弁では、「就労支援事業所への利用者交通費を含む運営費補助」について、法人の営利・非営利(株式会社か否か)によって対象を区別しているとの言及がありました。 しかし、厚生労働省のガイドラインでは、就労継続支援B型が利用者に交通費を無料で提供し利用者を誘引する行為は「不適切(指定基準違反の可能性)」と明示されています。
そのため、自治体が事業者に対して「交通費名目の運営費補助」を支給することは、ガイドラインに反する行為を助長しかねない懸念があります。交通費の支援は、事業者への運営補助としてではなく、「障害当事者(区民個人)に対する直接の補助」として制度の根拠を見直す必要があるのではないでしょうか。
その上で、交通費という名目で事業者に補助金を支給するにしても、運営している法人格により支給対象となる障害のある方を区別することに合理性がないように思えます。
指定就労継続支援事業所の新規指定及び運営状況の把握・指導のためのガイドラインについて

生活保護「生活移送費」の適用についての明確化(前進した点)
一方で、生活保護制度における「生活移送費」について、「就労支援事業所への通所」も支援の対象となるという見解が区から示されました。 就労継続支援B型への通所がこれに含まれると公式に確認が取れたことは、非常にありがたい前進です。世田谷区で生活保護を受給されている利用者様には、この制度をしっかりと周知し、サポートしてまいります。
2026年2月19日(木)の世田谷区議会にて、パパゲーノの障害当事者向けの調査結果が引用され、議会質問で取り上げられました。
— やすまさ@クラファン挑戦中 (@yasumasa1995) February 24, 2026
障害のある方が「交通費がなくて障害福祉サービスにアクセスできてない問題」について、知っていただく機会になり感謝です。… pic.twitter.com/7lk0C5KSnT
今後に向けて
今回の議会での議論は大きな一歩ですが、以下のような方々への課題はまだ残されています。
- 生活保護を受給していない利用者様
- 世田谷区外にお住まいの利用者様
交通費が出ないことで障害福祉サービスにアクセスできず困っている方はまだまだたくさんいらっしゃいます。パパゲーノでは、誰もが安心して必要な障害福祉サービスにアクセスできるよう、引き続き現状の課題を発信し、私たちにできることに全力で取り組んでまいります。

引き続き、行政に障害当事者の声を届けていけるよう尽力していきます。
