千葉県千葉市にある就労継続支援B型事業所「TODAY亀岡」の施設長、檜垣さんにインタビューしました。
施設の雰囲気だけでなく、檜垣さんの福祉への想いにも焦点を当てて、TODAY亀岡の魅力をご紹介します。
施設名 | TODAY亀岡 |
障害福祉サービスの種別 | 就労継続支援B型事業所 |
生産活動 | 野菜のタグつけ 玩具の検品 判子押しなど |
住所 | 〒260-0857 千葉市中央区亀岡町1-23 飯高ビル1F |
運営団体 | AHCグループ株式会社 |
開所年月日 | 2016/12/1 |
電話番号 | 043-301-6774 |
FAX番号 | 043-301-6775 |
TODAY亀岡ってどんな施設?
本日はありがとうございます!まず、TODAY亀岡ではどのような作業をされていますか?
こちらこそありがとうございます!
TODAY亀岡は就労継続支援B型事業所で、主に軽作業を生産活動として行っています。具体的には、車の部品用の保護カバーや、ブロッコリーやアスパラガスの野菜にタグを付ける作業、中古品のお店に出す商品の検品の仕事など、多岐にわたります。20種類ぐらいはありますね。
20種類も仕事があるというのは驚きました。普段はどのような雰囲気で作業をされているのですか?
皆さんがそれぞれのペースで黙々と作業をしていますが、時には談笑しながら和やかな雰囲気です。
利用者さん1人1人がつくる温かい雰囲気。達成感を感じられる場所
作業の種類が多いと自分の得意な作業も見つかりそうですね。実際に作業の中で、利用者さんの成長を感じる瞬間はありますか?
ありますね!最初はじっと座っていられない方も、少しずつ集中力がついてくるんです。例えば、1時間も作業に集中できなかった方が、今では1時間以上黙々と作業に打ち込むようになったり。できることが増える喜びが表情にも出てきますし、その姿を見ると「やっていてよかった!」と心から思います。
利用者さんの喜ぶ顔が見れるのは嬉しいですよね!利用者さんが自信をつけ、成長していく姿を見られるのは本当にやりがいがありそうです。
はい。利用者さんが「できた!」と喜ぶ瞬間が見られることが何よりのご褒美です。特に、利用者さん同士が自然と助け合っている場面を見ると、改めて「ここは温かい場所だなあ」と感じます。
皆さんで一つのチームとして作業に取り組んでいるんですね。チームワークが自然と生まれているというのは、TODAY亀岡の魅力そのものですね。具体的にどのような場面でチームワークを感じることが多いのでしょうか?
例えば、一人の作業が終わったら次の人に渡す、といった流れが自然にできているところです。誰かが困っていると「大丈夫?手伝おうか?」と声をかけ合うなど、利用者さん同士の支え合いが随所に見られます。新しい利用者さんが来たときも、ベテランの利用者さんが「ここはこうやってやるんだよ」と教えてくれることもあります。こうした連携があることで、作業がスムーズに進むのはもちろんですが、「自分も誰かの役に立てる」という自信につながっていますね。
支援する側も支えられる側も、成長を分かちあう
本当に素敵な関係性ですね。利用者さんの成長だけでなく、そういった温かい雰囲気が広がっていることもTODAY亀岡の魅力だと感じました。ちなみに、TODAY亀岡で働く方々の特長や、取り組む上で大切にしていることがあれば教えていただけますか?
TODAY亀岡の利用者さんは、障害の種類もさまざまですが、誰もが「少しでも成長したい」「何かを達成したい」という気持ちを持って取り組んでいます。だからこそ、私たちスタッフも利用者さんのペースを大切にしながら「できることを少しずつ増やしていく」支援を心がけています。作業がうまくできたときには「よくできていますね!」と声をかけたり、一つ一つの成功体験を丁寧に積み上げていくことを大事にしています。
まさに一人ひとりに寄り添う支援ですね。利用者さんにとっても、毎日が「成長の場」になっているんだなと感じます。
そう感じていただけると嬉しいです!たとえば、最初は緊張していた方も、少しずつ表情が柔らかくなり、笑顔が増えてくるんです。また、私たちスタッフも利用者さんと一緒に成長していくつもりでいます。利用者さんがどんな小さな成長も見逃さず、それをみんなで喜べる場所でありたいですね。
福祉に対する情熱が、一緒に働く仲間のやりがいにつながる
檜垣さんは利用者さん一人ひとりに寄り添いながら支援をされている姿がとても印象的です。これまでの経験や活動を通して、福祉の現場で働く中でどのような想いを持っているのか、また福祉に対する考え方がどのように育まれたのか、お伺いしてもよろしいですか?
ありがとうございます。学生時代のボランティアで福祉に触れる機会があり、その時の先生の影響で「いつか自分も福祉の現場に立ちたい」と思ったんです。その後は飲食業を15年間自営しながらも、ずっと福祉への思いを抱えていました。
長年福祉で働きたいという想いを持ち続けていたんですね。
はい、それからTODAY亀岡の運営母体であるAHCグループにご縁があり、こちらでお世話になることになりました。当初は児童向けのデイサービスに配属され、その後TODAY亀岡に異動して今に至ります。自分がやりたかった支援の形に携わることができ、とても充実しています。
福祉の仕事に情熱があって素敵です。檜垣さんがTODAY亀岡で施設長として働く中で感じるやりがいについても教えてください。
利用者さんが少しずつ成長し、仲間同士が自然に支え合う姿を見ると、「ここが自分の目指していた場所だ」と実感しています。この現場で、初心を思い出しながら働けることが本当に嬉しいです。
利用者さんだけでなく、檜垣さんやスタッフの方も一緒に学びあえる環境になっているんですね。
自分らしく輝くためにー「ここにいる」ことで力になれる場所を目指す
これからも利用者さん一人ひとりが「ここに通いたい」「ここで自分らしく働きたい」と思えるような施設にしていきたいです。そして、工賃も少しずつ上げられるように、新しい仕事を取り入れたり、利用者さんにとってやりがいのある仕事を増やしていきたいですね。利用者さんが日々「自分の力でできることが増えた!」と実感できる環境を作り続けることが私たちの目標です。
まさに「自分らしく働ける場所」というTODAY亀岡の魅力が伝わってきます。本日は貴重なお話をありがとうございました!TODAY亀岡の温かさをたくさんの方に知っていただけるといいですね。
こちらこそ、ありがとうございました!TODAY亀岡のことが多くの方に届けば嬉しいですし、興味を持っていただけたらぜひ見学にも来ていただきたいですね。