杉並区にある就労継続支援B型事業所「マカナ」さん。支援員として働いている鈴木さん、赤田さんのお二人にマカナの魅力やどういったお仕事をしているのか伺いました!
施設名 | マカナ |
障害福祉サービスの種別 | 就労継続支援B型 |
生産活動 | 外:お弁当の配達や販売、車の清掃 中:小物類など自主製品の制作とその販売 |
住所 | 〒164-0032 東京都杉並区天沼2-3-9 伊藤ビル2F・3F |
運営団体 | NPO法人あおば福祉会 |
電話番号 | 03-6279-9579 |
FAX番号 | 03-6279-9578 |
作業を頑張りたい方も日中の居場所として使いたい方も通いやすい事業所
鈴木さんと赤田さん初めまして!本日はよろしくお願いします!
早速ですがマカナさんの紹介をお願いできますか?
こちらこそよろしくお願いします!あおば福祉会というNPO法人のもとで活動しており、主に精神に障害のある方が利用されています。
あおば福祉会は3つの就労継続支援B型事業所を運営しており、そのうちの一つがマカナです。
利用者さんの目的は「将来的に就労したい」から「家にこもりがちなので外出することから始めたい」まで様々ですね。
マカナさんの具体的な役割や特徴についても教えていただけますか?
マカナでは生産活動や日中の居場所を通して、利用者さんの生活の支援を行っています。
作業は屋内と屋外に分けて取り組んでもらっています。
作業時間以外だと利用者さんと一緒に、料理のプログラムやボードゲーム等の交流を中心とした活動も行っています。
軽作業から動画の制作まで「チャレンジしてみたい!」が叶う
作業内容について詳しく教えていただけますか?
マカナでは
外でのお弁当の配達や販売、車の清掃
室内での自主製品の制作と販売
などいろいろな作業を行っています。
また、工賃は発生しませんが自主制作動画のSNS発信にもチャレンジできます。
マカナさんの動画をYouTubeで拝見したんですがすごく味があって素敵な動画でした!!
利用者さん個々の希望に応じて、作業内容を選べるんですか?
ありがとうございます。
そうですね。利用者さんの中には、外の配達作業だけを希望する方や、室内の自主製品作業だけを希望する方、両方やってみたい方もいらっしゃいます。
そのあたりは利用者さんの希望を尊重しながら柔軟に対応しています。
開所当時から利用者さんの特性や希望に柔軟に対応するスタイルでやっていたんですか?
いいえ。以前はなるべく外作業に参加してもらうようなルールがあったんです。
でも見学に来てくださった方とお話をする中で
「朝起きるのが苦手」
「体力に自信がない」
「雑貨など自主製品を作ってみたい」
など様々な声を頂戴したんです。
そういった方々でも通いやすいように今の作業形態になりました。
利用者さんや見学者さんの声を聞いて今の支援のスタイルになったんですね!
夏の屋外の作業だと「暑いからやりたくないな」とか、利用者さんからそういった声などはないんですか?
「シフトの仕事はちゃんとやる」という意識を持っている利用者さんが多いのでそういったことはないですね。
昨日も雨でしたが「大変だ」と言いながらも合羽を着て作業に出かける利用者さんもいましたね笑
頑張り屋さんな利用者さんが多いんですね!
利用者さんの年齢層や男女比は?
利用者さんについてもう少し深掘りさせてください。
現在通所されている方々の年齢層や男女比ってどんな感じですか?
平均年齢は40歳ぐらいですが、最近は若い方も多いです。
男女比は女性の方が多いですね。
雑貨やアクセサリーを作る作業があるので女性の利用者さんが多いのかもしれません。
ありがとうございます。
マカナさんはどういう方にあった事業所だと思われますか?
老若男女問わず幅広い方に来てもらいたいですね。
アクセサリーや雑貨の印象が強いと、男性や細かい作業が苦手な方は「自分にできるだろうか」と心配されるかもしれませんが、実は私もかなり不器用でして笑
屋内も屋外の作業も一つ一つ説明しながら利用者さんと進めていきますので、あまりハードル高く考えなくても大丈夫です。
またマカナは作業だけでなくレクリエーションを設けるなど交流活動も大切にしています。
利用者さんに寄り添う温かいサポート体制
利用者さんに対するサポート体制について詳しく教えてください。
利用者さん一人ひとりの背景や特性を理解し、その人に合った支援を心がけています。
最初は屋外作業にも参加していたけど、途中から屋内作業に切り替えた利用者さんも中にはいらっしゃいます。
仕事内容だけでなく暮らしのこともご相談に乗らせていただきますので、気軽にお話ししてもらえたらなと思います。
利用者さんとのコミュニケーションも大切にされているのですね。
はい、利用者さんが心地よく過ごせるよう、コミュニケーションを大切にしています。また、作業以外の時間も充実させることで、楽しい時間を一緒に過ごしたいと考えています。
具体的にはボードゲームをしたり、料理プログラムを行っています。
作業時間外のプログラムや卒業後も利用者さんとの繋がりを
作業以外の活動についても詳しく教えていただけますか?
先ほど軽く触れた料理プログラムですが
例えば、直近だとホットプレートでホットケーキやたこ焼きをつくりました。こうした作業以外の活動も通して交流を深めていますね。
料理プログラムは気軽に参加できるので、新しい利用者さんも他の利用者さんと関わるきっかけになっていると思います。
人と人の繋がりを感じられるような居心地の良い場所を利用者さんとつくっていきたいと考えています。
楽しそうですね!利用者さんの皆さんも喜んで参加されているのではないですか?
楽しんでもらっています。こうした活動を通じて、職員や利用者さんの関係づくりを行っています。
利用者さんの声と未来への展望
最後に利用者さんの声や今後マカナさんの未来についてお聞かせください。
利用者さんからは、「ここに来ることで人との繋がりを感じられる」「生活にリズムができました」という声をいただいています。
今後も「生活の支えになり繋がりを作れる場所」として居心地のいい事業所になればいいなと思っています。
さらに多くの方々に利用してもらい、この地域に根付いた支援をしていきたいです。
本日はマカナさんの貴重なお話をありがとうございました!きめ細かなサポートと多様な活動内容により、「ここに来れば人と繋がれる」という利用者さんの心の支えの場になっているのが伝わってきました。
まとめ
マカナさんの取り組みは、利用者さんにとって大切な居場所となり、豊かな日常を提供しています。「温かい場所を作りたい」という思いが今回のインタビュー中にも伝わってきました。
日中の居場所を探されている方、心の支えになってくれる温かい事業所を探している方はぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。
パパゲーノWork&Recoveryは、今後もこうした事業所との連携を深め、より多くの人々に支援を届けていきます。