2023年11月に6人目の仲間としてパパゲーノに入社したちばまきさんに「なぜパパゲーノに入社したのか?」を聞きました!
色んな方の「自分らしく生きる」挑戦を応援したい
2023年11月に入社した千葉真希(ちばまき)さんに、パパゲーノに入社した理由や想いを聞いていこうと思います!
それでは早速、自己紹介をお願いします!
千葉真希です。新卒で不動産会社に入った後は、やすまささんと同じ株式会社iCAREのカスタマーサクセスと営業、直近はスマートロック事業(Akerun)を行っている上場企業の株式会社フォトシンスのグループ会社で勤務しておりました。
基本的にはずっと営業やカスタマーサクセスをしてきたキャリアです。
なぜパパゲーノに入社いただいたんでしょうか?
パパゲーノは創業当初から知っていたっていうこともあって応援していたんですけど、最初は「外部から応援する」っていう感じで見ていました。
ただ、最近になって自分も一緒にやりたいなって思わせてくれた機会が何度かありまして。
共通の知人とパパゲーノ Work & Recoveryに見学に来てくれたり、2023年10月の世界メンタルヘルスデーに開催した映画上映会に来てくれたりもしましたよね。
パパゲーノは「生きててよかった」と誰もが実感できる社会を目指していろんな活動をしてる会社なんですけど、パーパス自体が私の生き方というか人生に重ね合わせることができるなとパパゲーノの活動を見てる中で感じることがたくさんありました。
例えば、かけるんさんの絵本「飛べない鳥のかけるん」を制作するプロジェクトや音楽制作など、精神障害のある方が「自分らしく生きる」ことを応援しているところで、私もやっぱり自分らしくいろんなことにチャレンジしていくっていうことをすごく大事にしてるので。
色んな方の「自分らしく生きる」っていうことを応援したいな、それを一緒にやりたいなって思ったのが大きな理由です。
社員5名のパパゲーノに入社する不安はなかったの?
実際、パパゲーノに入社する上で迷ったポイントとかはなかったんですか?
創業2年目で社員5人の超ベンチャー企業じゃないですか。
多少はパパゲーノを知ってくれてる人も増えてきつありますけど、世間的に見たら全く無名の吹けば飛ぶような会社です。
そこはなかったですね。
2つ理由があって、1つは前職も母体は上場してる企業で100何人とかいる会社なんですけど私が所属していたグループ子会社は10人以下のチームで、少ない人数のチームを1回経験してたので抵抗はなかったです。
もう1つは、一緒に働くメンバーが信頼できるメンバーだったことです。入社前にパパゲーノの社員みんなと食事も行かせていただいたんですけど、「この人たちと一緒に働きたいな」って思ったので人数というよりはどんなチームで働くかが重要かなと思っていました。
noteにも書いてましたよね。
「誰と働くか」が大事だって。
入社エントリーで書きましたね。
もう少し具体化すると、どういうチームで働きたいとかってあったんですか?
「自分らしくいる」「挑戦できる」っていうことがやっぱり大事です。
もうちょっと噛み砕くと「自分の素を出せる」「私はこういうことがやりたい」「今こう感じてるんだ」というのを素直に表現できるっていうのが大事だなと。
それは多分、「相手のことを信じられてる」ってことだと思うんですけど。仲が良いとかよりは、その人のことを「人間的に尊敬できるか」がすごい大きいなと思ってて。
パパゲーノはそれぞれ個性があるメンバーだと思うんですけど、「自分にはない強み」を持っていて、素直に尊敬できるから人間として信頼できて、自分の本音とか感じたことも出せると感じたのかなと思います。
なるほど!
じゃあみんなと食事に行って、「人間的に尊敬できるか」を見極めていただいたってことですね。笑
人の感情とか真意みたいなのを割と汲み取るのが得意で、良くも悪くも察知しちゃうんですよね。
リスペクトできるチームで良かったです。
それは何よりです。
元々やすまささんが前の職場(iCARE)では 上司だったんで。
そうでしたね。懐かしいですね。
iCAREの採用面接の風景めっちゃ思い出しますもん。
服装とかも多分覚えてます。
それはさすがに私覚えてないです。笑
就労継続支援B型の支援員としての役割と悩み
11月に無事入社いただいたわけですけど、パパゲーノで千葉さんが担っている役割を教えていただけますか?
今は9月に開所したパパゲーノ Work & Recoveryという就労継続支援B型事業所の職業指導員として、ご利用いただいているメンバーさんにパソコンを使ってデータを入力したり、記事をリライトしたりする支援をしています。
あとは、メンバーさんがご自身の課題を解決していく支援をさせていただいていてます。
まだ営業日で言うと4日しかたってないんですけど、日々いろんな課題に直面しながら頑張ってる感じです。
実際入ってみてどうですか?
入社前と入社後のギャップはなかったですか?
ギャップっていうのはなくて、「想像通り」って言ったら変なんですけど、思った感じではいますね。
期待調整できるように割と入社前に全部お伝えしてましたもんね。
ありのままの、今のパパゲーノの現状について。
ただ難しいなって思うのは、パパゲーノは「IT企業出身のメンバーが多い」ので支援現場のDXや生産活動についてどう運営していくかは得意なんですけど、「支援」「ソーシャルワーク」はやっぱり手探りですごくやっていて。
支援の方針が本当に正しいのかとか、正しい正しくないっていうのもそもそもないと思うしそういった面で私自身の役割その支援に対しての役割ってどうあるべきなのかなっていうのを入ってみてすごい悩んでるというか、これからも考えていくポイントなのかなって思います。
よく言われる「支援観」みたいなものとかそうだし、もう少し細かいノウハウ的な部分も含めてソーシャルワーカーとして色々勉強したり疾患の理解とかもそうだし。
それぞれの疾患ある中で、どうその人らしい生き方を実現していくかの部分が本当に個別の課題があるから、そこに何がどこまでできるんだろうみたいなのは悩みますよね。
そうですね
初めて福祉の支援現場で働いて見つけた楽しさ
千葉さんはコテコテのIT企業出身じゃないですか。
福祉の支援現場に出てみて、率直にどんな感想ですか?
そうですね、楽しいです。
お〜。それはすごいいいですね!
どこが楽しいですか?
今まで営業が好きでやってきたのもあるんですけど、「1対1のコミュニケーション」が好きで。
営業も法人営業と個人営業とあるうち「個人営業」の方が結構好きで得意だったなって思っていて。
不動産の個人向けと、いわゆるBtoB SaaSの法人向けの営業と、どっちもやってますもんね。
法人営業で、組織の攻略のために色んなステークホーダーを巻き込んで、みたいな戦略的営業よりも、その人と1対1の関係の中でどういう価値を届けられるかを考えていくところが好きです。
なるほど、なんかぴったりかなって思います。笑
ぴったりですね。笑
1人に対する「深さ」とか、自分がその人の全部を見れている感覚とか、ありますもんね。
そこはすごいやりがいありますね。
「当事者視点を活かして」パパゲーノで挑戦したいこと
今後パパゲーノでやっていきたいことは何かありますか?
はい!あります!
私自身も「双極性障害」の当事者でもあります。
当事者しか分からない視点もやっぱりあるかなと思うんですね。
当事者としての強みを生かした何かができるといいなっていうのはずっと入る前から思っています。
就労継続支援B型(パパゲーノ Work & Recovery)に通所しているメンバーさんに対してもそうですし、精神障害のある方が自分らしく挑戦できる機会を作っていくことには、社員の中でも人一倍信念を持ってやっていきたいなと思ってます。
いいですね。
一緒に頑張りましょう!
AIを使って障害者支援の新しい形を模索する!
あとは、AIを使って障害福祉・メンタルヘルス分野の課題を解決できないか?を探求していきたいです。
今は就労継続支援B型の中でもAIを日々の実務に活用して試行錯誤しています。
もっと突き詰めて、「AI×福祉」の情報とか、ノウハウを発信していけたらなって思ってます。
そのためのWEBメディアを鋭意、企画中です。
本当にChatGPTを中心にAIの社会実装が進んでると思うんですけど、「挑戦できない」「働けない」と本人も周囲も思い込んでいた方が、自分らしい挑戦ができる可能性はめちゃくちゃ広がってると思うんですよね。
働くに限らずなんですけど、絵本を作るとか、一昔前だと絵本作家にならないとできないみたいなイメージがあったと思います。それが僕とかでも作れるし。
パパゲーノ Work & Recoveryの利用者さんと一緒に、僕たちが新しいITツールの使い方をレクチャーしつつ、やってみたいこと、作りたいものを作っていくことに挑戦できる環境が整っていると感じます。
AIに限らずITツール全般を活用して、できることは増えてますよね。
つい先日も、ChatGPTに僕らの受託でやってる仕事の業務マニュアルを読み込ませた「GPTs」を作って、利用者さんが疑問点をスクリーンショット取ったり、文章で質問すれば、的確にマニュアルを引用して回答してくれるものを作れたんですよね。
あれすごくないですか?
すごいですよね〜。
簡単に作れますもんね。
例えば職業指導の面でも、これまでだとなかなか1人1人に手厚くするって難しかったかもしれないけど、型化できる部分は自分でAIに聞くこともできる。
スタッフとコミュニケーション取りながら1個1個の工程を見た方がいい方には、その分そこに時間が使える。
カスタマーサクセスの考え方で、1:N(テックタッチ)と1:1(ハイタッチ)を組み合わせて、より支援を行き届かせることができる体制を作れると思うんですよね。
面談とかフェイスtoフェイスのコミュニケーションに時間を使えるのはすごいいいところですよね。
「AI×福祉の未来を探る」メンタルヘルス・アイデアソン2023を開催!
AI×福祉マジで頑張っていきたい!現場で東京で最先端のテクノロジーを使いながら仮説検証していく実証実験みたいなことをしていきたいです。
あとは「AI支援さん」という福祉施設向けの支援記録アプリを作ろうとしてるんですけど、その開発も頑張って、福祉×AIを軸に障害福祉業界に貢献していきたいですよね。
12月2日(土)17時から19時に、パパゲーノのオフィスでメンタルヘルス・アイデアソン2023も企画して運営しました!
AIを使ってメンタルヘルスの問題を解決できないか、アイデアを参加者の方と一緒に考え合うワークショップで、有料イベントですがすぐに定員が埋まって大盛況でした!
11月から千葉さんに入社いただいて6人目のメンバーですね。
社員としては4人目、役員を含めると6人体制でこれからパパゲーノの挑戦加速させていくので、引き続き応援よろしくお願いします!
よろしくお願いします。