「介護の仕事って大変そう」「自分にできるかな」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、新卒で介護業界に飛び込んだ宮城 蓮さん(入社3年目)と、19歳で単身インドネシアから来日し、介護の道を選んだマウラナさん。異なる背景を持つ二人が語る、デイサービスの現場のリアルな声をお届けします。
デイサービス 「グリーンデイ桐ヶ丘」とは?
| 住所 | 〒115-0054 東京都北区桐ヶ丘2-11-35ラ・フォンテーヌ1F |
|---|---|
| 電話番号 | 03-5924-7737 |
| FAX | 03-5924-7738 |
| 営業日 | 月〜日 |
| 営業時間 | 8:00〜18:00 |
| 定休日 | なし(年中無休) |
自己紹介と入社のきっかけ

介護職員と生活相談員という役職を担当しています、宮城蓮(みやぎ・れん)と申します。新卒でグリーンデイ桐ヶ丘に入社して3年目になります。現在25歳です。
利用者さんのケアや、ケアマネージャーさんとのやり取りなどを行っています。

初めまして、マウラナと申します。インドネシアから参りました
26歳になります。介護ドライバーとして働いています。

なぜ介護の道を選んだのか?

宮城さんは新卒で入社されたとのことですが、介護業界を選んだきっかけは何だったのでしょうか。

実は、元々は教職を目指していたんです。でも別の道にしようと思い始めてた時に友人たちからすごく勧められたのが介護職だったんです。
「介護の仕事、やってみようかな」と思って、就職活動のアドバイザーさんと色々話しながら最終的に就職できたのがAHCグループでした。『人を想う』という企業理念も素敵だなと思って、興味を持って入社させていただきました。

なるほど。教職から介護へという転換は大きな決断だったでしょうね。
マウラナさんはどうですか。インドネシアから日本に来て、介護の仕事を選ばれた理由は?

私はこの介護の仕事が好きだからです。おじいさんとかおばあさんのお世話になって、好きになったから仕事したいなと思って。
日本には7年前、19歳の時に来ました。高校を卒業してから日本語学校で勉強して、卒業したら日本に来て、介護の仕事を始めました。

7年前ですか。
言葉も文化も違う中で介護の道を選ばれたのですね。

デイサービスでの日々の仕事内容

お二人の具体的な仕事内容について教えてください。

私は利用者さんの送迎を担当することが多いです。
基本的にはフロアの中にいて、何かあった時にすぐ動けるようにという立場で仕事をしています。運動や入浴のサポートに入ることもあります。今は入浴に入ることはあまりないんですけど、運動の方は結構ありますね。

私は朝8時から送迎に行ったり、送迎が終わってから入浴や食事の準備をしたりします。それから、1時になったら体操のリーダーをやっています。

マウラナさんは元気いっぱいなので、体操リーダーに任命されています(笑)。

体操のリーダー!
それは毎日やられているんですか?

はい、毎日です。
体操が終わってから、ゲームをやったり、カラオケをやったり、歌ったりしています。

すごいですね!
利用者さんも毎日マウラナさんの元気をもらっていそうです。

利用者さんとのコミュニケーション

利用者さんと接する中で心がけていることはありますか。

とりあえず、例えば利用者さんが悩んでいそうだなとか、何かありそうだなという時でも、まず最初は一旦明るく行きます。
「どうしましたか」「何かありましたか」という風に。そうすると結構話してくれやすいかなって個人的には思っているので、それを最初の一歩目としています。

確かに、まず明るく接するというのは大事ですね。
でも、学生時代って高齢の方とお話しする機会はあまりないですよね。最初は大変だったんじゃないですか。

そうなんです。何か生活で悩みがある方が多いので、最初は本当に何が何だかわからなくて。どういう風に話したらいいんだろうとか、話をすること自体が難しくて全然続かなかったんです。「ああ、そうなんですね」で終わっちゃったりとか。

話の広げ方は難しそうですね。

はい。やっぱりその一人一人の特徴を知っていくというのが、一番最初はすごく苦労しました。昭和の話題とか、全然知識がない話なので、少しずつ他のスタッフと協力しながら知識をつけていくしかないなと思いました。

マウラナさんも利用者さんとお話しする中で心がけていることはありますか?

はい。グリーンデイのスローガン『毎日、元気に、人を想う!』を意識して、元気いっぱいで挨拶します。
利用者さんからも『元気になったよ』と言われるのが嬉しいです。

日本語でのコミュニケーションの壁

日本語の部分で難しいなと感じることもあるんじゃないですか?

ありますね。
でも、わからなかったらすぐ聞きます。「この意味は何ですか」って。
利用者さんが教えてくれます。漢字の読み方や意味も、利用者さんに聞くと答えてくれます。

利用者さんとのコミュニケーションが、日本語の勉強にもなっているんですね。

印象的だったエピソードと大変なこと

これまで介護の仕事をされてくる中で、特に印象的だったエピソードはありますか?

すごい個人的な話になっちゃうんですけど、利用者さんのお宅にお邪魔することが多いので、実際に家に行くと、ちょっと違った顔が見えたりするんです。デイサービスでは話せなかったんだけど、その場面では話してくださるということもあったりして。
翌日お会いした時に「昨日はありがとう、よく話せてよかったわ」みたいなことがあったりしたので、そういうのは印象に残っています。家に行かないとわからないこともあるんだなって。

訪問することで見える別の顔があるんですね。
一方で、大変だなと思うことは何かありますか?

もちろん仕事なので大変なことはいっぱいあるんですけど、ケアマネージャーさんとやり取りして、利用者さんのご家族がいる方の場合、こっちが思っていることとご家族の意思が相違があったりするんです。
「これをしてほしい」と思っていたんだけど、本当はこうじゃなかったっていうのがあると、「ああ、違ったか」となっちゃって。もうちょっとこうするべきだったかなって思い返すことはあります。

なかなか正解があるわけじゃないですもんね。よかれと思ってしたことがうまくいかないこともある。そういう時はどう対処しているんですか。

もう、やってしまったものは仕方ないと一回区切りをつけて、もし次回同じようなことがあった時は、その前回のことを思い出して、もうちょっと改善策はあったかなというのを考えながら、次に活かすようにしています。

経験を次に活かすという姿勢、大事ですね。
マウラナさんはお仕事している中で大変だと思うことはありますか?

やっぱり仕事は大変ですね。どこ行っても大変ですね。
でも、頑張らないと。毎日頑張ります。それだけです。

前向きですね(笑)。特に大変だと思うのは何ですか?

今は夏だからちょっと暑くて、体操の時にちょっとだるくなりますね。
それだけです。それ以外は大丈夫だと思います!
今後のキャリア目標

お二人とも、今後の目標について教えてください。

私は大学が介護とは全く関係ないところだったので、3年実務経験を積むと介護福祉士の資格を受けられるようになるんです。あと半年ですかね。その3年を達成したら、挑戦してみようかなと思っています。

やはり介護施設だと「介護福祉士」を持っている方が多いんですか?

そうですね。一人は配置しなきゃいけないという決まりもあったりするので、その役割になれたらいいなと思っています。

私も今年、やっぱり介護福祉士の資格を取りたいですね。
1月に日本語能力試験N2の結果が出て、合格したら8月頃から9月頃に実務者研修を受けて、再来年に介護福祉士の国家試験を受けたいなと思っています。

お二人とも資格取得に向けて努力されているんですね!
介護職を目指す人へのメッセージ

最後に、これから介護の仕事を目指す方へメッセージをお願いします。

皆さんが抱えている不安は色々あると思うんですけど、私自身ももちろん何も経験がないままここに入社しました。
自分が何をしていいかっていうのはよくわからないということが最初あると思うんですけど、もちろん先輩方が教えてくれますし、自分の不安も少しずつなくなっていくと思います。
なので、目指したい方はぜひ頑張って、これから仕事一緒にやっていきましょう。介護の業界でお待ちしております。

私は日本で介護の仕事をしています。グリーンデイ桐ヶ丘の仕事はとても楽しいです。皆が思っているほど悪くないです。見た目は疲れるし大変、それは確かです。でも実際は皆が思っているほど悪くないんですよ。
(Saya bekerja di Jepang di bidang Kaigo, caregiver. Pekerjaan Kaigo itu sangat menyenangkan. Enggak seburuk yang orang-orang pikiran. Kelihatannya itu capek, berat, itu sudah pasti. Tapi sebenarnya itu gak seburuk yang kalian pikirkan gitu loh.)

お二人とも、本当にありがとうございました。介護の現場で輝く若い力、そして国境を越えて日本で活躍する姿に、とても勇気をもらいました。



