2025年4月に就労継続支援B型「パパゲーノ Work & Recovery」の支援員としてパパゲーノに入社した小島桂与(けいと)さん。前職は川崎市麻生区役所の障害者支援係・会計年度任用職員で、福祉の支援現場の仕事は初めて。ITスキルも自信がない中で、パパゲーノへの転職を決めた背景やこれから挑戦したいことを伺いました!
家族:2012年に長女、2014年に長男を出産
趣味:スポーツ観戦/韓国ドラマ/カメラ
特技:早寝早起き/バレーボール
前職:川崎市麻生区役所 障害・高齢課(会計年度任用職員)
目標:パソコンスキルの習得と精神保健福祉士の取得
名前の読みが難しくて、正しく読まれたことがない!?

今日は4月入社の小島さんに来てもらいました!
まずは自己紹介からお願いします。

小島桂与(けいと)と申します。
8月生まれなので桂月の「桂」と母の名前から「与」で“桂与”です。
正しく読まれたことは一度もありません(笑)。
年賀状などでも間違えられやすいです。

履歴書を見て「書き間違えたのかな?」と二度見しました(笑)。

区役所の係長からの紹介でパパゲーノに出会う

パパゲーノはどんなきっかけで知ったんですか?

前職が川崎市麻生区役所の「会計年度任用職員」でした。2025年3月で契約終了になる予定で、その後はフルタイムで働きたいと考えていました。
尊敬していた係長に相談したところ、「福祉業界に残ってくれたら嬉しい」と背中を押されて。その係長がパパゲーノのやすまささんと繋がっていて、パパゲーノを紹介してもらったんです。

たまたまのご縁だったんですよね。
溝の口で開催されていた福祉関係者の飲み会で係長さんに出会って、パパゲーノの活動にとても興味を示してくれて。すぐに事業所にも見学に来てくださって。
その後にちょうど転職活動している方がいると、小島さんを紹介いただきました。


初めて見学した福祉事業所がパパゲーノ Work & Recoveryでした。
千葉さん、やすまささんとの面談の際に、「他の事業所も見た方が良い」と助言いただいて、他社さんも見ながら次の職場を検討していました。

そこからパパゲーノに入社を決めた理由は何でしたか?

他の事業所も見る中で、パソコン業務やITに強い就労継続支援B型事業所が非常に珍しいということを知りました。
まだまだ社会から求められていて、これから広がっていくところで、自分も新しいスキルを学びながら役に立ちたいと思い、パパゲーノへの入社を決めました。
入社して見えた事業所の支援の丁寧さと区役所との違い

パパゲーノに入社して3週間ほど経過しますが、率直にどう感じていますか?

利用者さんへの丁寧さが想像以上だと感じています
Discord(チャットツール)での小さな相談もスタッフ間で共有・検討して。
定員20名規模の事業所だからこその手厚さを感じます。
区役所で働いていた時は、顔と名前が一致する方がそもそも少なかったです。

確かに、区役所だと住民全員が対象で、対応件数も非常に多いのでその違いはあるかもしれないですね。

SST(ソーシャルスキルトレーニング)にも参加したのも新鮮な経験でした。
普段のチャットでのやり取りや仕事での関わりだけでは見えない利用者さんの“素”が分かり、興味深かったです。
パソコン初学者で、ITスキル不足が心配だった

入社前はパソコンが初学者なので、ITスキル不足が不安と言ってましたよね。
そのあたりは実際に入社されてみていかがですか?

そうですね。全然足りていないという自覚ではあるんですけど、利用者さんと共に成長しようという気持ちでいます。
パパゲーノは他の社員さんがバリバリITに強いチームなので、そこには至らないのが大変申し訳ないのですが、がんばります。

既に生産活動もキャッチアップして、職業指導もがっつり入っていただいてるので助かってますよ!

もっともっと役に立ちたいという気持ちはあって、まだ探り探り、自分のできることを探しています。

子育てとフルタイム勤務の両立は大変?

前職では労働時間はどれくらいだったんですか?

週に3〜4日、8:30〜15:30の時間帯で勤務していました。
会計年度職員なのもあり、それ以上長く働けないという制約がありました。

そこからパパゲーノに入社して、週5日・8時間勤務になって、子育てとの両立は大変ではないですか?

パパゲーノは残業を推奨している会社ではないので、私的には大変助かっています。
労働時間も、仕事内容としても、大変には感じず、楽しく働かせていただいてます。

子どもの予定のやりくりとか大変そうなイメージがあったので意外です。

区役所時代も有給を余らせてしまうくらい休んでなかったんですよね。
意外と子どもの予定のやりくりはどうにかなるものでして。
子どもが小さい時の方が大変だと思います。

福祉の支援現場で生きている区役所時代の経験

区役所での経験について、「就労継続支援B型」にも間接的に関わることはあったんじゃないかと思います。
福祉の現場での仕事に生きているなと思うことはありますか?

麻生区役所の高齢・障害課では、窓口対応、障害者手帳発行、受給者証送付、ファイル整理などの仕事をしていました。
例えば、パパゲーノの利用者さんの受給者証も「見たことある!」となります。


自治体と事業所、両方の視点を持てるのは強みですね。

そうですね。
特に、見学・体験の対応をしている中で、受給者証に関する手続きの流れはとても理解しやすかったです。

就労継続支援B型を利用される方ともやりとりはあったんですか?

はい。1番多いのは自立支援医療の更新手続きで来る方なのですが、障害者手帳の申請、障害福祉サービスの申請など様々な方がいらっしゃってました。
お客さんからすると、会計年度職員も、職員も関係なく、「区役所の顔」になります。
そのため、安心していただけるよう心がけて対応していました。

小島さんの相手に安心感を与える対人コミュニケーションスキルは、区役所の窓口業務の中で得られたものだったんですね。
パパゲーノでも、見学・体験の対応時に、緊張されている利用者さんにも非常にうまくお話されているなと感じてます。

そうですね。
見学・体験は限られた時間の中で、いかにパパゲーノが過ごしやすい空間になるかが決まる大事な瞬間だと認識しています。

パパゲーノの支援員として挑戦したいこと

今後パパゲーノでは、どんなことに挑戦していきたいですか?

支援員として皆さんの対応を学びつつ、精神保健福祉士の資格を取得したいと思っています。
まずはパパゲーノで実務経験を積んで、専門学校に通う予定です。

パパゲーノの千葉さんや僕も、日本福祉教育専門学校で精神保健福祉士の勉強をしています。
1年間の実務経験があると、実習免除になりますよね。
1年間パパゲーノで実務経験を積んで、来年度の4月から専門学校に入学するのが良さそうですね。

そうですね!
利用者さん・スタッフの皆さんと一緒に成長していけるようがんばります。