20年のブランクから就労Bを経て就職。パパゲーノ Work & Recovery卒業生が語る事業所の魅力とは？

もともと地元のメンタルヘルスを専門とした自立支援組織に通っていました。

「将来IT系の就職を視野に活動していきたい」とお願いしたところ、パパゲーノを紹介されました。

事業所の雰囲気も、作業内容も、いわゆる「作業所（就労継続支援B型）」ではなく「IT系の会社」と言う印象でしたね。

実際に通所するようになった後も「会社に通勤する感覚」でした。

色んな仕事に挑戦しましたが、ChatGPTを用いた「プレスリリース校閲」と「SaaSシステム機能説明文の作成」が印象に残っています。

ここで初めてChatGPTに実際に接することになったのですが、最新AIの技術はすごいなと思いました。

ゼロから文章を作るのは大変ですが、ChatGPTの作った文章を叩き台にクオリティアップをしていき、顧客の要望に耐える文章を作るという点でかなり助けられました。

20年くらいブランクがあったわけですが、現在のPC環境での仕事の進め方、特にDiscordを用いた報連相は以前は全くなかったものなので、経験してよかったなと思っています。

パパゲーノのスタッフは親切で優しい方ばかりで、安心して仕事をすることができました。

特に自分を否定することを言われなかったのが、自分的には大きく救われた思いです。

他の利用者さんとは仕事ではあまり話す機会がなかったのですが、皆さんと一緒にランチする機会があった時は、意外な一面を知ることができて参加してよかったと思っています。

パパゲーノに入る前はPCに触れる仕事がしたいと漠然としたイメージしか持っていなかったのですが、パパゲーノのサポートを受けつつ、求人票で実際の求人を見るなどの就職活動を行うに従って、次第に事務系の仕事がしたいと思うようになりました。

ほぼ毎日、午後に就職活動の時間をとっていました。

はじめに担当の方とこれまでの振り返りと、今日は何をするのかを決めて、1つずつ就職に向けてやるべきことを進めていきました。

最初の頃は障害者の求人はどんなものがあるのかをハローワークの求人を中心に見ていました。

次第に民間の障害者求人を扱ったエージェントの求人に視野を広げていって、ある程度就職先の候補が絞れたら履歴書や職務経歴書の作成、面接の練習をして具体的な就職に繋げていきました。

就職に関しては、面接の練習・履歴書や職務経歴書の書き方など、具体的に何をすればよいのか手厚いサポートを受けることができて本当にありがたかったです。

ブランクが20年と長かったので、最初は本当に自分は再び仕事できるようになるんだろうかという不安がありました。

しかしパパゲーノでの経験を通じて、自分もやればできるんだという自信につながりました。これはパパゲーノでなければ培えなかった自信だと思います。

月並みですが嬉しかったです。

もう就活しなくていいんだという安心感もありました。笑

そうですね、まずは就職先から「来てくれてよかった」と思われるような存在になりたいです。

WordとExcelを使う場面が増えてきたらMOS（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）も取得したいと考えています。

パパゲーノは就労継続支援B型事業所としては珍しいIT系の事業所です。しかも作業内容も模擬的なものではなく、実際の仕事を通じてIT系のスキルを磨くことができる貴重な場所です。

ここを利用されるのはIT系のスキルを向上させたり、ITを通じて社会との接点を模索している方だと思います。

ぜひパパゲーノを活用して新たなステップに向けた力を蓄えてください！